mixi日記『cloud』より。

主人の同級生の父親が亡くなった。

聞けば街近くの倉庫兼住居で一人で雑貨店をしながら暮らしていたらしい。
古い物や珍しい物がたくさんあるよと耳にして私が興味を持たない訳がない。
金魚の尻尾のように片付けの手伝いをする主人の後を着いて行った。店の場所は
何度か通りかかった事のある建物でそこを横切る度『あぁ、変わった店(建物)が
あるんだなぁ』と私も興味を持っていた場所。まさかその店を友人の父親が
切り盛りしてたとは思いもしなかった。
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小雨の降りしきる中、おそるおそる店に1歩足を踏み入れる。とたんに私の
目の前にはぱぁっと青空と雲が広がった。一面の雲、雲、雲。天井には青の
中に描かれたたくさんの白い雲が浮かんでいる布が貼られていた。広さ3坪
ほどの店内にはカウンターが作られ喫茶のような雰囲気もあり、洋服や靴など
所狭しと置かれていた。私の両親と同い年なので今年60歳だったそうだ。
年金を2回だけ貰って亡くなったという。
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レコードや雑誌などそれなりにマニアが喜びそうな古い時代の物やトルソー、古い
布地など…この狭い空間にどれだけ詰め込めるかと思うほど出てきた。どちらかと
いうとアーリーアメリカンな感じだったので譲って貰う物は少なかったが、その中
でもプラスチック製の古い椅子4脚とストーブを私は選んだ。椅子は多分自分で
切抜きをして作ったであろう、cloudとステッカーが貼られていた。
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cloud、そう、雲。この小さな空間一面に広がる雲。
雨が降る日や夜遅くてもこの店へ来れば青い空と白い雲が待っている。
青空見たさに訪れていた常連さんもいたと思う。アラジンを大切に使いエリック
クラプトンを日々聴いていたであろう、故人。同じ年齢でもウチの両親は森進一や
美空ひばりが関の山だ。実際お逢いした事は無いが彼のような生き方を粋だと
言うのだろう。

2008.1.25

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Commented at 2013-05-16 16:59
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomo-so_ko at 2013-05-16 17:26
鍵コメさん
ふふふ。大丈夫ですよ^^
この日記は5年前の2008年に書いたものを引っ張り出して
来てるので今は65歳(のはず)です(苦笑)
まだまだ大丈夫ですよ。鍵さん、充分お若いから。
by tomo-so_ko | 2013-05-16 00:03 | その他 | Comments(2)

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