mixi日記『ひだまりの詩』より。

彼との出会いは今から12年まえに遡る。
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ちょうど私は東京から地元の高知へ帰ってきたばかりで何も仕事を
しないという訳にもいかず、私の祖母の紹介で臨時職員という名目で
運輸関係の事務職を奨められた。お役所仕事なので堅いだろうなと
あまり乗り気ではなかったが、当時にしては給料も良く定時に帰れて
2年間のみという期限付きだったのでとりあえず面接を受けてみる事に
した。形式のみの履歴書を持って祖母と事務所へ伺った。

そこで面接を受け持ったのが彼だった。淡々とありきたりな質問や仕事
内容の説明、30分もしない内に『じゃあ、来年から宜しく』と終わった。
私はしぶしぶの面接だったので彼のペンを持つ手元しか見ていなかった。
綺麗な手をしている人だなと思った。

新しい年になってからその職場に勤め始めた。
その頃の私は同年代の恋愛で手痛い目に遭って以来、歳の離れた既婚の
異性と付き合う事に全く抵抗が無かった。もちろんその彼にも妻子があった。
半年後にはお互い反発し合いながらも惹かれあった。

それでも私はその頃は回数が愛の深さだみたいな勘違いもあり、今では考え
られない位逢っていた。想像もつかない事だけど、その頃は好きな相手の腕枕
では自分が緊張して眠る事が出来ないムスメだった。その人と初めて2泊旅行を
した2日目の夜疲れていたのもあったと思うけど2人は浴衣で夕食を食べお酒も
少し飲んだ後、ホンの1時間半抱きしめ合って眠っていた。
アトランタのオリンピック中継をBGMに。
私にはその1時間半が宝物。

その彼は転勤族なので転勤をきっかけに別れた。
別れの朝、その頃は彼と違う職場で働いていた私に彼は派手に車で乗り付けて
周りの目を気にする事も無く会いに来た。私は別れが辛く暗い顔で化粧もしてない
状態だったが、窓ガラスに彼の黒いアコードが止まるのを見るや否や走って外へ
出た。『親孝行しろよ』と言われ握手をして別れた。悔しいけどその時の彼の顔は
今まで私が見たどの顔よりもカッコ良かった。

別れた日にそのまま彼への手紙を書いた。
渡すあての無い手紙。『いつか会う事があるかもしれない、その時に渡そう』そう
思って5年が過ぎた。その間に私も結婚した。結婚を決めた頃『もう、会う事もない
かも』と思い、封筒に入れていた手紙を1度破った。すると周りの封筒だけが破れて
中の手紙は残ってしまった。5年後に改めて読み返し、もしかしたら破れなかったと
いう事は会えるかもしれないと一厘の望みを託して中身だけを持ち続けた。
10年後彼からの連絡で再会でき、その手紙は渡せた。

マディソン群の橋は泣ける。

今日2月21日で彼は42歳になる。自分の恋愛話を日記にするのは
気が引けるのだが、ミクシィーを始めた頃から2月21日は彼の事を
書こうと心に決めていた。

逢えなくなってどのくらい経つのでしょう・・・ 
彼は私にとって永遠の恋人。

2007.02.21

故松田優作夫人が言っていた。
本当の愛を経験すればニンゲン強く生きれるんだと。
なるほどなーと思った。

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by tomo-so_ko | 2011-02-21 23:26 | その他

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